雅にして強かなる罠――『アントニーとクレオパトラ』における紳士の形成の危機
北村紗衣
『アントニーとクレオパトラ』においてシェイクスピアがアントニーとクレオパトラを扱った先行作品からどのような影響を受けているかを論じた修士論文を準備するために書いた予備的な論文である。『アントニーとクレオパトラ』におけるアントニーの描写を、スティーヴン・グリーンブラッドの自己成型論をもとに分析した。
比較文学・文化論集
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