Sturken, Marita, 1997, Tangled Memories: The Vietnam War, the AIDS Epidemic, and the Politics of Remembering, (University of California Press)
ベトナム戦争、エイズの流行など、アメリカ社会に深刻なトラウマを残したこれらの出来事は、どのように記憶され、表象されたのか。記憶の産出装置としての記念碑(メモリアル)、映画などに着目し、80~90年代アメリカの「文化的記憶」の場において展開した、想起をめぐる複雑な諸力のポリティクスを精緻に分析する。「9・11」事件へのエッセイを新しく収録した増補版で刊行。