『家族本40:歴史をたどることで危機の本質が見えてくる』(山田昌弘編) 「戸田貞三『家族構成』」/「有賀喜左衛門『日本家族制度と小作制度』」/「中根千枝『家族の構造』」
千田有紀
本書は、現代家族を社会科学的に理解するための必読文献40冊の解説をおこなったものである。前半部では、家族研究にコペルニクス的転回をもたらしたフィリップ・アリエスの業績からはじめ、近年の欧米と日本における家族研究の現状を示すことを心がけた。後半部では、アリエス以前の家族研究の主要業績を歴史的にたどることを主眼とした。
平凡社
2001/04
4582745113