アジア女性資料センターが設立された1995年は、北京女性会議が開かれ、「これからは男女平等な世の中になっていくんだろうな」という期待が高まった年でした。
それから15年。フェミニズムの主張の一部は行政やアカデミズムにとりこまれてきましたが、男女間の大きな不平等を生み出す社会構造はほとんど変わっていません。一人ひとりの女性がエンパワーされ、つながって社会を動かしていくような力強い草の根の運動を、私たちはどう創っていけるでしょうか。
日本の女性運動を研究している千田有紀さんと、これまでの女性たちの運動をふりかえり、さまざまな分野で活動している女性たちとフェミニスト運動のこれからを話しあいます。