資産価格の決定および発見過程に関する実証研究:多国間の流動性と情報非対称性の影響
学術振興会
科学研究費補助金 基盤研究(B)
19330071
武蔵大学
2007/03
2010/03
丸淳子
本研究プロジェクトの第1の目的「各種リスク・ファクターに対する資産価格の反応の検証」では、世界金融危機を対象に資産価格変動に対する流動性逼迫やカウンターパーティー・リスクの影響などを確認した。また、第2の目的「流動性とマーケット・マイクロストラクチャーとの関係に関する検証」に関しては、流動性や景気状態との観点から観察されるリターンリバーサルの特性を確認するとともに、ディスクロージャー規程の改定が私的情報による取引を減少させることで価格の安定化に寄与したことなどを発見した。