宗派化と世俗化の歴史解釈:ヨーロッパ史からグローバルヒストリーへ
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欧州の初期近代国家が宗派教会と一体化して集権化・合理化を推進し、やがて世俗化を招来したという旧説を批判し、「多宗派化」が西欧諸地域の常態であって単線的な世俗化も起きていないという立場にたちつつ、西欧と東欧の比較を行い、さらに西洋世界と非西洋世界との邂逅・衝突にも目を向け、近世世界の宗教と社会、宗教と政治の関係を概観する論文。
東欧史研究
東欧史研究会
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0386-6904