辺野古の新基地建設が強行されようとするなか、改めて沖縄の米軍基地問題とはなにか、映画『沖縄 うりずんの雨』を制作したジャン・ユンカーマン監督と語り合う。アメリカが沖縄に目を付けたのは、ペリーが下田に来る前に琉球に寄港したときだった。そのときすでに、米兵によるレイプ事件が起きている。戦後70年、沖縄にやってきた米兵は300万人を超える。彼らは沖縄をどう見ているのか。ユンカーマン監督は映画の中で、アメリカ軍は沖縄を、アメリカのための防衛基地だと思っていることを明らかにした。これは、日本政府の見解とあまりに違う。辺野古の新基地建設に正当性はあるのか、考える。