書評「なぜ戦争体験を継承するのか」(北海道新聞)
永田浩三
あの戦争が終わって76年。風化と忘却は避けられず、早晩、体験者はすべていなくなる。そのなかで、戦争体験をどう継承できるか。広島基町高校の「原爆の絵」の活動を例に、継承とはコミュニケーションであり、記憶の再構築であることを、この本は教えてくれる。
北海道新聞
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