『構築主義とは何か』(上野千鶴子編) 「構築主義の系譜学」
千田有紀
社会的な規範や制度や出来事は、人々から独立に客観的に存在しているわけではない。それは言語に媒介され、構築されていると考えるのが構築主義である。理論的な背景はフーコーやウィトゲンシュタインなど。本書は社会学に端を発し人文諸科学を席巻しつつあるこの新しい方法についての初めての入門・解説書である。執筆者には中堅・若手の気鋭を動員し構築主義の可能性を広く探っている。
1-43頁
勁草書房
2001/02
978-4-326-65245-7
http://www.keisoshobo.co.jp/book/b26416.html