家族の個人化の進展とその社会的影響に関する実証研究
日本学術振興会
科学研究費補助金 基盤研究(B)社会学 (研究代表者:山田昌弘)
18330102
東京学芸大学→中央大学
2006
2008
山田昌弘
家族の個人化の進展とその社会的影響を実証的に研究するため、大規模な質問紙調査とインタビュー調査を行った。その結果、世代別による考察から、家族の個人化意識の進展度はゆるく、実態上伝統的役割分業や家計の共同性は維持され、意向においても今後個人化を望む傾向は見られなかった。未婚、離婚、単身赴任など様々な非典型的家族形態をとる家族においては、実家との結びつきの強さが目立った。