皆さんは会計に対して、どのようなイメージを持ちますか?「簿記・計算・ルールが多い」や「よく分からない。私と関係ない」と答える人が多いでしょう。ところで実務の世界において、会計は「ビジネスの言語」と呼ばれるように、企業経営を理解するには言語としての会計情報がもつ意味を理解する必要があります。また、一般的に、役職が上がるにつれて会計を重要視すると言われています。私も学部生のごろ、会計や簿記が好きではありませんでしたが、大学院でその面白さや大切さを改めて気づいて、研究者までなりました。簿記のルールをある程度勉強し、企業の財務諸表を読む際に、「なぜこの企業の業績がこうなったのか」をよく考えてみることや経済ニュースを見て、そこで紹介された企業のできごとと照り合わせて、財務諸表の変化をチェックすることは、皆さんが企業を知るのに役に立つと思います。これは、就職活動のみならず、皆さんの人生にもきっと役立つと思います。貴重な大学生活を過ごす中で頭の片隅に置いて頂ければと思います。