その他の業績

基本情報

氏名 海老原 崇
氏名(カナ) エビハラ タカシ
氏名(英語) Ebihara Takashi
所属 経済学部 金融学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

メインバンク関係が利益の質に及ぼす影響

著書種別

共著

著者

梅澤俊浩・海老原崇

概要

本研究は,メインバンク関係が融資先企業の財務報告の質に及ぼす影響を検証した。財務報告の質は,コーポレート・ガバナンスにおいて,私的情報によるモニタリングと代替関係にあるとされる。日本のように,メインバンクが企業と私的情報のコミュニケーションを通じて,情報の非対称性の緩和を図る経済では,私的情報によるモニタリングの重要性は高まり,財務報告の質の重要性は低下すると考えられている。もしメインバンク関係が財務報告の重要性を低下させているのであれば,メインバンク関係が強いほど,その融資先企業の財務報告の質は低いものと予測される。分析の結果,本研究は,2001年度以降の「自己資本比率規制の枠組み定着期」では「メインバンクの融資に高依存の企業は,低依存企業に比べて,財務報告の質は高い」との証拠が得られている。また,本研究は,分析期間によらず,「メインバンクの所有比率が高い企業は,低い企業と比べて,財務報告の質は高い」との証拠を得た。

発表雑誌等の名称

北九州市立大学経済学会 Working Paper Series

出版者

北九州市立大学経済学会

 

 

開始ページ

1

終了ページ

28

発行又は発表の年月

2015/10

査読の有無

無し

依頼の有無

無し

記述言語

日本語

掲載種別

研究論文

国際・国内誌

 

国際共著

 

ISSN

 

eISSN

 

DOI

 

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