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講談社現代ビジネスに、インターネットミーム「カエルのぺぺ」が右翼のアイコンになった事件について記事を書きました。インターネットミームの「カエルのぺぺ」はなぜ、どのように右翼のアイコンになっていったのか? この事件について描いたドキュメンタリー映画『フィールズ・グッド・マン』の公開に合わせて、ミーム文化について考えました。 無数の人々のミクロな行動が、一つのキャラクターにもとで集約をする。つまり、ミームというネット文化を介して拡がっていき、その結果、差別的な「攻撃力」となってしまった。この事件はどうしても「オルタナ右翼(=アメリカ版ネット右翼)」による差別の問題として理解しがちですが(無論それについて糾弾することも重要ですが)、むしろ、インターネットにおけるイメージの力について考えること、つまり、ネットコミュニティで強力な力が生まれる「方法」について考察する方が重要だという立場から論じています。 映画とホンモノのぺぺの初出はこちら 『フィールズ・グッド・マン』(監督アーサー・ジョーンズ、2020年/アメリカ) https://feelsgoodmanfilm.jp/ 本家コミック『ボーイズ・クラブ』(マット・フューリー、Fantagraphics Books, 2016) https://books.google.co.jp/books?id=WRYyDAAAQBAJ&printsec=frontcover&source=gbs_ge_summary_r&cad=0#v=onepage&q&f=false |