実務の経験を有する者についての特記事項

基本情報

氏名 水口 拓寿
氏名(カナ) ミナクチ タクジュ
氏名(英語) Minakuchi Takuju
所属 人文学部 日本・東アジア文化学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

事項

駒澤大学非常勤講師

開始年月日

2005/04

 

終了年月日

2006/03

概要

駒澤大学全学共通科目「倫理学:東洋倫理」「人生と倫理」

【講義のねらい】
「無礼者」や「親孝行」という言葉には、皆さんもなじみがあるでしょう。この授業では、私たち東アジア人の思考や行動を二千年以上にわたり規定してきた「礼」と「孝」の精神を採りあげ、その原像・伝統・現在を見つめてみましょう。歴史的にも思想的にも、これら二文字に含まれる意味は、思いがけないほど深いのです。

【講義の内容・授業スケジュール】
初めに「倫理」という概念そのものや、「道徳」「規範」との異同について考察します。次に「礼」をめぐって、教科書Aの章節に沿いながら講義します。続いて「孝」をめぐって、教科書Bの章節に沿いながら講義します。教科書は共に「儒教」を表題にしていますが、この授業では儒教という言葉に必ずしもこだわらず、東アジアに今も息づく「礼」や「孝」を、身近なところから探り当てることに務めましょう。

【履修上の留意点】
私は教科書を朗読するだけの係ではありませんし、著者たちの代弁役でもありません。むしろ学説の一例として批評的に吟味する態度を、皆さんにも共有してほしいと思います。

【教科書】
A 小島毅『東アジアの儒教と礼』(山川出版社、世界史リブレット、2004)
B 加地伸行『儒教とは何か』(中央公論社、中公新書、1990)

【参考書等】
必要に応じて、主に授業中に指示します。私の作成したプリントを、参考資料として配る場合もあります。