歪んだ王冠と道化――クレオパトラの死と女王の二つの身体
北村紗衣
シェイクスピア劇における道化論を論じた卒業論文の一部を、修士論文準備のために発展させた予備的な論文である。カントローヴィチの「王の二つの身体」論を軸に、『アントニーとクレオパトラ』においてクレオパトラの女性としての身体と王としての身体がどのように描き分けられているかを論じた。
比較文学・文化論集
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