西洋美術史、特にイタリアとドイツにおける16世紀ルネサンス美術史を専門に研究し、学生の皆さんに授業をしています。
イタリアの町を歩いていると、路地裏のちょっとした教会や、あまり有名ではない美術館に収められているマイナー芸術家の作品を見ても、意外な美しさ、面白さを発見することが多々あります。美術史とは興味深い学問で、れっきとした歴史学の一分野であり、過去に作られた美術作品について考察をめぐらすものの、作品そのものは、今に生きる私たちが直接目にすることができる。いわば美術作品を通して、過去の芸術家たち、その作品を鑑賞した歴史上の人々とつながりを持てるような感覚を与えてくれる学問です。
そんなスケールの大きな美術史の醍醐味を、ヨーロッパの現地における研究経験、鑑賞体験を交えながら、教室でお伝えできるよう心がけています。ヨーロッパを旅行した際、あるいは日本の美術館で西洋美術の作品を鑑賞した際などに、授業でお話したことを振り返ってくだされば幸いです。